天職、結婚、田舎暮らし
移住がつないだ幸せへの道
日南町 後藤さんご家族インタビュー
移住がつないだ幸せへの道 日南町 後藤さんご家族インタビュー

天職、結婚、田舎暮らし
移住がつないだ幸せへの道
移住を考えられたきっかけは?
知也:5年前。元々林業がしたくて、東京の農林業の就職支援ガイダンスを受けた際に、勉強をしながら仕事もできて住宅の支援もしてくれる日南町の研修制度を知り移住を決意したんです。ただ、人のつながりの中で、現在の仕事に出会い、同じ山にかかわる仕事でも今はそちらに魅力を感じたことで地籍調査を生業にしています。
奥様とはどのように出会われたのですか?
知也:鳥取県に来る前、埼玉県の図書館で勤務していたのですがその施設の上司だったんです。いったんは離れ離れになったのですが、偶然連絡をとることがありそれをきっかけに交際が始まり、私が移住した1年後に結婚し妻も移住してきました。
一人の価値が大きいと感じる日々
人口が少なくても感じる一体感
奥様は鳥取に来ることに不安はなかったのですか?
華子:はい。主人がイキイキ暮らしていたし、収入等も安定していたのでまったく不安はありませんでした。
暮らしてみて感じたことは、特に子供が生まれてからですが、保育料が無料だったりととにかく支援が手厚いことに助けられています。子育て支援センターでは、遊ぶ場所の確保であったり、スタッフの方のコミュニケーションだったり、温かい町づくりの雰囲気が感じられましたので。
ご主人はどう感じていらっしゃいますか?
知也:特に不便は感じないです。暮らしやすいですよ。都会だと大きな集団の中の一人という感覚だったものが、田舎で暮らすと個人をちゃんと見てくれて、社会の一員として扱ってくれる気がするんです。価値観が大きく変わりました。
自然の中で、遊び方も親子一緒に考える
そんな家族時間が増えました
子育てについてはいかがですか?
知也:都会だと遊ぶ場所を探すのにも苦労しますが、周辺至る所に遊ぶ場所があるのでまったく困りません(笑)。それに我が家はあえてテレビを置いていないので、ゲームとかアニメとかではなく、自然を使ったいろんな遊び方を日々子供たちと一緒に考えたりするので、必然的に子供たちと向き合う時間は増えました。
華子:子供たちは感情をストレートに表現するので、大きな声を出したり周囲で走り回ったりがよくあるのですが、都会では気を遣うこともここではまったくと言っていいほど心配しなくていいのは楽ですね。おかげで子供たちはおおらかにノビノビ育ってくれています。
それに隣人の方がいつも笑顔で声をかけてくれたり。私たちをちゃんと受け入れてくれるっていう実感がありがたかったです。
知也:地元のみなさんが“家族”のような感覚で声をかけてくれるので助かります。ここで人のつながりの大切さを私たちも学びました。
地元の方との交流は多いですか?
華子:はい。地元の集会も定期的にあるので顔を合わせる機会は本当に多いですね。主人は、お祭りや草刈りなんかの行事に積極的に参加するようにしているので、それがまた地元の方との関係をより強く深めているようにも感じています。
知也:よく子供たちのためにわざわざ作った野菜を持ってきてくれたり、好きな食べ物を届けてくれたり。とても大切にしてくれている実感はありますね。
人のつながり=楽しさUP
これが田舎の幸せ方程式!
最後に、移住を考えられている方にアドバイスをお願いします。
華子:移住してからの話になりますが、地域の輪に溶け込む努力は自ら積極的にしてほしいですね。
知也:仕事の職種の幅は狭くなりますが、やりがいの大きさは保証します。あとは妻も言いましたが、移住先の方とのコミュニケーションはぜひ大事にしていただきたいと思います。
1年間に、子どもと過ごす時間
2964時間
運命的な出会いで伯耆町に移住を決意