子供の表情がまったく違う
自然が育む豊かで安心な成長
境港市 中居さんご家族インタビュー
自然が育む豊かで安心な成長 境港市 中居さんご家族インタビュー

子供の表情がまったく違う
自然が育む豊かで安心な成長
移住を考えられたきっかけは?
裕子:私の実家が境港市にあるんです。家庭の事情で9年前に家族揃って移住してきました。
平:お店をやりたいという思いが以前からあり、移住というものをきっかけにじゃあ新しいことを始めようと。それでたまたま家の近くに物件が見つかったこともあって現在の「RUMBLE」を開店したんです。
境港での暮らしはいかがですか?
裕子:子供たちが本当に変わりました。自然の豊かさのなかでノビノビ育ってくれていて、都会とは比べ物にならないぐらいに元気になりました。
虫が大好きで、都会だと探すのにも苦労しそうですが、ここでは家の庭先にもたくさんいるので(笑)。遊ぶ環境に困らないのは大きいですね。
お金も時間もかからない
近くの遊び場で、充実の家族時間
都会との子育て環境の違いを感じますか?
平:電車などの交通網は整備されていますが、子供がいるとなかなか遊ぶエリアが限定されたり気軽に出かけることができないんですよ。都会と違い、田舎は車さえあればかなり行動範囲が広がるので、その点では家族と過ごす選択肢は増えましたね。都会では車をもっていても維持が大変だし、移動にはお金や時間もかかりますから。
裕子:都会って遊ぶ場所といっても商業施設だったり、人で混雑している場所が多かったりしますよね。でもここは近くに綺麗な海もあって、山もあって、自然に身近に親しみあえる環境があって、しかもそんなに人がいる訳ではないので気を遣わず遊ぶことができる。これはすごく便利だと思います。お金を使わずに遊ぶ知恵も授かりました。子供たちも自分たちで遊び方を考えるようになりましたし。
支えられる側が支える場に
お店がつなぐ地域のコミュニティ
お店をやっていて家族との時間に困らないですか?
平:確かに休みの時ぐらいしか子供と一緒にいてあげられないので気にはしています。でもお店自体に、同世代の地元の方が集まるようになってそこでのつながりで人付き合いの幅は確実に増えました。そのうえで、子供たちもお店を通じてコミュニケーションをとれるし、今日もお店の前で待ち合わせしていましたから(笑)。お店がコミュニティのようになったのが非常にうれしかったです。
裕子:私もお店があって本当によかったと思います。昔の友人たちはほとんど嫁いで地元を離れてしまったのですが、お店を通じて新しい友達ができたことで私たち親にとっても大切な出会いの場になってくれたことは大きいです。
地元の支援で大きかったことはありますか?
裕子:うちは子供が3人いるのですが、小学校・中学校に在籍している子供が3人以上いれば、3人目以降の給食費が無料だったり、小さいことだけどこういう金銭的な補助は本当に家計を助けてくれます。
平:通常、土曜日保育は特別保育料がかかるのですが、境港はそれが無料で、通常の保育料のみでいいんです。これもありがたかったです。
何もないと思うのは大きな勘違い
住めばわかる田舎の高いポテンシャル
お二人のように移住を考えてる方へメッセージを
平:田舎って聞くと都会で暮らすみなさんはすぐに「何もない」ってイメージします。暮らしてみてわかりますが、楽しいことの満足感は田舎にこそ存在することを私たちは身をもって体験しました。家族で暮らすことの幸福感も大きいし、子供たちのいろんな意味での可能性は確実に広がりました。
裕子:空が広い(笑)。だから上を見上げることが多くなりました。風景も綺麗だし、食べ物も美味しい。都会で食べていたものと質がまったく違います。自然に対する価値観は大人である私たちこそ変わったのかもしれませんね。
1年間に、子どもと過ごす時間
1404時間
運命的な出会いで伯耆町に移住を決意