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地元に教わる生活の知恵
小さな町だからこその行き届いた対応 日野町 松原さんご家族インタビュー

日野町
TOTTORI WEST
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地元に教わる生活の知恵
小さな町だからこその行き届いた対応
松原尚久さん(28)・千春さん (22)・
瑛人さん(1)
(兵庫県より移住)
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移住を考えられたきっかけは?

夫:実は3年前までは隣町の日南町に住んでいたんです。元々林業がしたくて兵庫県より6年前に日南町に移住したのですが、妻と出会い、結婚したことを機会にいろいろと考え、たまたま募集があった日野町の役場職員の採用試験に合格したと同時に引っ越しました。妻が日野町民だったことも心強かったですね。

妻:私の実家から徒歩30秒の場所に住まいがあるので、いろんな意味で安心できる環境があるのはうれしいです。

役場の職員として、また移住者として日野町の暮らしをどう感じていますか?

夫:日野町自体がかなり小さな町なんで住民への気配り、対応はかなり行き届いているかと思います。高齢の方もすごく元気で非常に面倒見がいい。ある意味隣人が家族みたいに暮らせる環境は日野町の一つの自慢だと思います。県内でも比較的雪が多い地域ではありますので、その点の寒さについて適応できることは重要ですが、周辺の方々がいろんな知恵を授けてくださるのでそういった点も全く問題ないと思いますよ。

自分自身の経験が、今わが子へ。
母として改めて感じる支えの暖かさ
奥様は元々地元出身。ご家族をもって改めて感じる日野町の暮らしはいかがですか?

妻:私自身が子供の時、ご近所のみなさんが家族みたいに可愛がってくれたのですが、それが母になった今、どれだけ親の立場として助かるのかを実感しています。常に気を張らせずリラックスできることでかなり楽をさせていただいていますし。

生活の面ではいかがですか?

妻:祖母が近所で畑をやっているんでいつも新鮮な野菜を届けてくれています。こんな田舎では、食料を“買う”というより“もらう”という感覚も備わるぐらいに地元の方が支えあっていろんなものを持ってきてくれるんですよ。ホントありがたいです。

夫:今はまだ子供が小さいのでそこまでマイナス面は感じていないですが、これから大きくなるにつれて教育という部分が少し心配だと思っています。子供の人数も少ないですから、環境、競争という部分での不安が出てくるかもしれません。
あと、病院の小児科が週1でしか診療していないこと。だから、常に健康面では子供の変化には気を使っています。ただ、かかりつけの病院がある米子市内まで30分ぐらいなんで仮に病気したとしてもそこまで神経質になることはないですよ。

町が一つの大きな“家族”
周囲に見守られている安心感があります
子育てについてはいかがですか?

夫:役場の仕事で平日は遅くなることが多く、帰宅時間には子供がすでに寝てしまっている状況なので、休みの日は私が育児を担当し、できるだけ妻の時間をもたせてあげるように配慮はしています。あとは、朝の出勤時間まではできるだけ子供と接するようには努力もしています。

妻:私自身も、実家がすぐそばにありますし、とにかくご近所の方が自分の孫のように子供をみてくださるので、夫が考えるほど大きなストレスにはなっていないですよ(笑)

地元の方との交流は多いですか?

夫:家族同士のつながりが濃いですね。互いが互いをしっかり知るためのコミュニケーションはこの地域ならではの文化みたいなものなんで。そうしたつながりに若い人たちは最初は戸惑うかもしれませんが、地域には引っ張ってくれる兄貴的な先輩もいるんで(笑)、すぐに馴染んでその生活が楽しく感じると思いますよ。

松原さん家族  

一人の住民として感じる町の豊かな自然環境
やりがいのある“生活”を求めるならわが町へ
最後に。移住を考えられている方にメッセージをお願いします。

夫:日野町の魅力は日野川を筆頭にした、雲海、おしどりなんかの豊かな自然。ラフティングなんかも盛んで、ほかにはない自然教育のNPO活動なんかも積極的。若者としての受け皿もあるので、ハマる人にはハマる地域なんじゃないかなとは思います。
一度来た人が役場にすぐに問い合わせてきたりということもあるので、町の魅力は客観的にみても非常に大きいんだと思います。

妻:子育ての環境については保障します。自然の豊かさはもちろんですが、やはり地域のサポートが当たり前のように存在するのは心強いです。住んでみて初めてそのありがたみは感じると思いますよ。


1年間に、子どもと過ごす時間
5382時間