【南部町】野生イノシシとミニブタの恋♪
明けましておめでとうございます。
今年は亥年。
ということで、イノシシにまつわるお話をひとつ。
里山風景のある鳥取県南部町。
とあるおうちで、もな花ちゃんというミニブタがペットとして飼われています。
6月のある日。
もな花ちゃんは突然柵から脱走し、行方不明になりました。
飼い主さんは大慌て!!
家の周りを探しましたが見つかりませんでした…。
一夜明けた翌日のお昼。
無事に自分の家(檻)に戻って寝ていた、もな花ちゃん。
飼い主さんも一安心!!
・・・そんな出来事を忘れかけていた11月のある日。
もな花ちゃんが急に横たわり、苦しみがり始めました。。。
大慌ての飼い主さんは、行きつけの動物病院に連絡!!
指示に従い、もな花ちゃんを車のトランクに乗せて慌てて獣医さんの元へ!!
病院に到着するまでの約30分間、飼い主さんはもな花ちゃんへ声をかけ続けました。
「ぶっっぶっ」・・・「ぶっっぶっ」
もな花ちゃんの様子を声で確認しながら病院へ到着!!
病院へ到着すると、待ち受けていた獣医さんと看護師さんがトランクを開けました。
すると・・・
そこには・・・
生まれたばかりの「うりブ~」6匹と、
出産を終えて優しい表情で横たわったもな花ちゃんが!?!?
ホッとすると同時に爆笑の渦が~♪
その後、「うりブ~」達はへその緒の処置をしてもらい
お母さんとなった、もな花ちゃんと一緒に自宅へ戻ったのでした。
それからは、もな花ちゃんも飼い主さんも大変だけどにぎやかな日々。
寒くないように部屋を温めてあげたり…。
育ち盛りの「うりブ~」達は、四六時中おっぱいを求めました。
いっぱい母乳をあげるために一生懸命に食べる、もな花ちゃん
・・・にぎやかな日々も徐々に終わりに近づいて来た日・・・
飼い主さんは「うりブ~」達の里親探しをしましたが、野生のイノシシの血が入っていることが理由で
引き取り手はなかなか見つかりません・・・
やっとのことで長く飼ってくれる引き取り先が見つかり、
「うりブ~」達は2匹ずつ「岡山・山口・京都」へ引き取られていきました。
そして、2歳で出産をした もな花ちゃんは・・・
ちょこっと家出をしても赤ちゃんができないようにしてもらい、
9歳になった今も、以前と変わらず飼い主さんと幸せに暮らしています。
鳥取県南部町を訪れると、素敵な里山暮らしと共に、生まれた小さな命を大切にする飼い主さんにも
出会えるかもしれませんね。